
1.石垣は新世代メディアである
石垣は、京大立て看板文化の礎である。そして百万遍は、創意あふれる立て看板のメッカであり続けてきた。大学側は「石垣は積みなおす」「立て看板は禁止しない」としているが、ここ百万遍の石垣撤去は、「許可制」を含む実質上の立て看板規制につながる。これは柔らかな言論弾圧である。石垣は、古くて新しい情報発信基地、まさに時代を超えた新世代メディアなのだ。
2.石垣は愛する風景である
石垣は、すでに1920年代から存在し、百万遍の「風景」を形成してきた。風景はそこに暮らす人びとの考え方・感じ方に大きな影響を与える。風景が変わるということは、まさに生活や記憶に結びついたひとつの歴史的・文化的価値が失われることなのである。風景に溶けこんでいる石垣を、市民の意見もきかず、大学が勝手に破壊する道理はない。
3.「キャンパスアメニティ計画」は今世紀最大の愚行である
石垣撤去工事は、現在京大において推進されている「キャンパスアメニティ計画」の一環である。大学側は「安全」「安心」「快適」など美名を連ねているが、その内実は、単なる理念なきスクラップ・アンド・ビルドにすぎない。まして「バリアフリー」を石垣撤去の口実とする偽善性は、断じて許すことができない。現行のキャンパス再編は、まさに21世紀最大の愚行である。
4.石垣撤去の予算は6943(ロクデナシヨサン)万円である
石垣撤去工事には、6943万円もの多額の予算が充てられている。ところで、つい先日、学生一人あたり15,000円の授業料値上げが決定された。一方で学生の怒りを押し切ってまで学費を値上げしておきながら、他方で不要不急の大規模工事を行う。まさに言語道断である。工事につけられた予算はまったくの「ロクデナシ予算」である。
5."ややこしさは京大の伝統である"
昨年9月に石垣撤去工事が決定するまで、学生に対する通知は一切なかった。その上、再三の学生の要求にもかかわらず、東山副学長は「説明会の必要はない」と話し合いをつっぱね、工事を強行しようとした。まさに暴挙である。京大名物・森毅先生も「いろいろ話し合いをして決めるとややこしいけれど、ややこしさが京大の伝統」とかゆうてはったよ。もっとややこしくしようやないの。